理美容業界では、営業終了後のレッスンや休日にも講習会があったりと勉強会が多い業種です。勉強会に参加した日からしばらくはモチベーションも上がるのですが、それを実行する人もいれば、実行に移せない人もいます。
的を絞って勉強会に参加しよう
あなたの周りにも行動にはなかなか移せないけど、勉強会やインターネットで仕入れた知識をひけらかす人はいませんか?
また、セミナーや勉強会に参加しても「それ、知ってます」「前にも聞きました」って言う人もいるのではないでしょうか。
そうゆうタイプの人は、新しい情報に快感を覚えセミナーや勉強会に参加することが目的になっているかもしれません。勉強会が悪いわけではありませんが、自店の課題をしっかり理解したうえでその課題を解決出来る勉強会に参加する事をおすすめします。
心のあり方でここまでちがう
心のあり方とは普段の生活での、ものの見方考え方の事です。ある人は自分の能力はこれから先も変わらないという考え方、もう一方の人は努力や経験を重ねる事で誰でも能力は伸びるという考え方です。
例えば先輩に注意されたとします。Aさんは、ふてくされて「自分は能力がないから注意されたんだ」と考え、Bさんは快く受け止め「自分はここを改善すれば今より成長できるんだ」という考え方です。二人とも同じ職場、同じ環境にいてもその人の受け止め方によって日々の成長度合いは違って来ます。
AさんとBさんでは、3年後~5年後には技術力にも差が出てきて、もしかするとAさんは「やっぱり私にはこの仕事は向いていなかったんだ」と辞めてしまうかもしれません。
そうならない為にも先輩が技術を教える時にも「心のあり方」も一緒に教える方が働く事の意味も理解出来き働きがいも、もてるのではないでしょうか。
本当にやりたいことなのか
ある日のこと松葉杖をついた男性がパチンコ店に入って行くのを見ました。たぶん仕事は休んで来ていると思いますが、その男性の表情は辛そうではありませんでした。私はそれを見て「そこまでしてパチンコがしたいんだ」と思いました。
人は自分がやりたいことであれば、足が折れていてもそれを達成しようとします。
しかし、やりたくないことは、理由をつくって一向に行動に移しません。
子供が一日中スマホでSNSやゲームをしても飽きないのは、努力して何時間もやっているのではなく、ただ夢中になっているだけです。
人は他者から命令されるのは嫌です。しかし自分の意思で決めたことは夢中でやります。
そのことからも分かるように、スタッフと普段からよくコミュニケーションをとり、何に興味があるのかを知っていれば適材適所で役割を与えることも出来ます。そうすればスタッフの能力も発揮され、相乗効果でサロン自体も活気づくはずです。
最初の一歩をふみだそう
あなたはなぜ美容師になりましたか?
スタイリストになるためであったり、独立開業することが目標の人もいるでしょう。
また独立開業して何年か経ち売上が上がらず将来のビジョンが見えない人もいるでしょう。
しかしチャレンジしていること自体が素晴らしいことなのです。色んな分岐点で悩むこともあるでしょう。私自身もいくつもの壁にぶつかり悩むことも何度もありました。
悩むから本気で勉強もしたし色んなセミナーにも参加しました。また縁あった人の所へ行きアドバイスももらいに行きました。
お店の規模は関係ありません、自分が目指したい店づくり、地域のお客様に愛される店づくりを本気で考えればアイディアはいくらでも出てくるし、自然とやるべき事が明確になり学ぶことも的を射たものになります。
ノウハウを学んでも結果が出せないのは必要のないノウハウを沢山頭に詰め込んで学ぶことだけで満足しているからです。
だから何から手をつけていいか分からなくなるのです。コツコツでいいので、今のお店の課題を見つけ一つずつ解決していけばあなたの目指すお店づくりが鮮明に見えてくるでしょう。