おきなわ地元情報ブログ
美容室経営

美容室新規開業で失敗しないための立地探し

「美容室を開業したい」と考えた場合、重要になるのが「立地」です。

小規模のサロンであれば、家賃は安い方がいいのですが、立地が悪ければいくら内装費にお金をかけて、いいお店を出しても集客が困難になります。

よい立地とは

美容室立地

最初の美容室開業のほとんどが小規模でのスタートになると思います。

最初は資金力も無いのでお金をかけず、着実に利益を出せる地域を慎重に探しましょう。

競合が多い地域は避ける

「人口が多い地域はお客さんは沢山来てくれるはずだ」と思って、つい出店場所に選びたくなります。しかし人が集まりやすい都心部や大型商業施設のある地域は、競合サロンも多く家賃は高いので、小規模サロンでは売上に対し家賃比率が高くなるため、オススメ出来ません。

人が集まる場所を探す

ローカルスーパーで、年商はそれほど大きくはなが、一人当たりの利益率が高い例もあります。

都心部ではなくても、スーパーや、学校、役場など、地域住民が車や徒歩で常に人の流れがあれば、集客もしやすくなります。

経営コンセプトが出店地域の客層と合っているか

競争相手が少ない地域があっても、そこに人が少なければ集客は見込めません。

郡部型地域でも、ローカルスーパー、飲食店、携帯電話ショップなどの人が集まる場所に足を運んで、その地域のお客さんをよく観察しサロンのコンセプトを活かせる地域なのか調査しましょう。

地域のカフェやファーストフード店に行くと、平日でも中高年の女性が集っている光景を目にすることがあります。そういう地域は中高年向けのメニュー(白髪染めなど)打ち出せば、地域の客層を取り込むことも可能です。

説明しやすい場所か

電話で問い合わせがあった場合や、名刺交換をした場合に「○○スーパーの隣です」と、分かりやすい目印があって説明しやすいほうが、お客さんにとっても分かりやすい場所となります。

来店動機には「目的来店」と「衝動来店」があります。

「目的来店」とは、貴方のサロンを知っていて、お客さんが、髪を切るという「目的」をもって来店する場合です。

「衝動来店」とは他の用事に行ったついでに来店する場合で通りすがりのお客さんのことです。

「○○スーパー」や「役場」「学校」があれば、人が集まる場所があるということなので「衝動来店」のお客さんにも来店してもらいやすくなります。

駐車場

沖縄県は車社会なので、ほとんどのお客さんが車で来店します。車で来店した場合、「駐車場は分かりやすいか」「駐車場に入れやすいか」また、帰る際に「車は出しやすいか」も自分で運転して確認しましょう。

適正な家賃設定

美容室の家賃設定は売上の10%以下といわれていますが、小規模サロンは出来れば「7%以下」のテナントを探すことを、オススメします。新規の出店であれば借り入れの返済もあるので、資金繰りも楽になります。

まとめ

資金繰り

美容室を開業する際に気をつけてほしいのは、急いで決めないということです。

202○年○月までに出店すると決めて、その時期に空いているテナントの中から急いで決めないことです。

大型チェーンなどは、資金力もあるため、儲からなければ簡単に撤退できますが、小規模サロンでは間違った立地を選んで業績が悪化すれば後戻り出来ません。

出店の目標は決めつつも、じっくり調査をして決めていただきたいと思います。