沖縄県内では5月に入って6日連続感染者0人(5月6日現在)が続いており収束に向かいつつあります。しかし、美容室は営業を再開しても、しばらくは時短営業や感染予防に配慮した営業が必要になりそうです。
自粛中に見えてきたもの
自粛要請が続く中、家で過ごす時間がだいぶ増えました。最初は今後のことを考えると不安ばかりの毎日でしたが、心配ばかりするより「今、出来ること」に目を向け、融資や給付金の手続き、臨時休業の段取りなどをしました。
ステイホームで気づいたこと
私たちの普段の生活の中では、毎日膨大な情報が入ってきます。
多くの人との付き合いや、経営者であれば毎日のように選択をしなければなりません。
今までは、その忙しさが当たり前だったのですが、コロナウイルス感染防止のため自粛し、自分の時間がとれたおかげで、逆に気づくこともあったのではないでしょうか。
例えば、家族との時間がふえたり、地元の飲食店へテイクアウトの弁当を買いにいったり、手作りマスクを作って寄付したり、医療従事者の命をかけた頑張りに、地域の人々の助け合いや人とのつながりの大切さを実感しました。
美容室では、時短営業したおかげで、勤務時間の見直しや、更に必要なサービスの導入を考えたり、臨時休業してみてスタッフそれぞれに家庭があり、給与補償や生活を守る責任など改めて経営者として「やるべきこと」が見えてきました。
エッセンシャル志向で考えてみる
エッセンシャル志向とは、より多くの仕事をこなすのではなく「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。
自分にとって本当に必要なことに集中するために、必要のない重要ではないことは省くことです。
断捨離のように不要なものを減らす感じです。
「やらなくていいこと・無駄」
「やるべきこと・将来に必要」なことを整理する。
周りの人からの、お願い事や誘いを引き受けてしまう人の中には、忙しさを自慢する人もいますが、よくよく考えると自分がなにをやっているのか、本来は何をすべきなのかが、わからなくなってしまう人もいます。
よく考えずにお願い事を引き受けてしまって「なんでこんなことをやっているんだろう」と不満に感じたことはありませんか。
あるいは、本当はそんなに行きたくもない集まりに誘われて自分のやるべき仕事が出来なかったということはありませんか。
経営者であれば人との出会いで、人脈を広げ今後の仕事に繋がると思って色んなセミナーに参加したり経営者の団体に所属している人も多いのではないでしょうか。
それはチャンスを期待してのことだと思いますが、今の自分が必要としていなかったり、求めていなければ自分の大切な時間を失うだけです。
断る勇気をもつ
人は周りの人に認められたい、いい人でありたいとの思いから何でも引き受けてしまいがちです。
ですが、「最高の成果を出す」ためには、断ることも必要です。
今回お伝えしたいのは、無駄を省き、自門する時間をつくることの大切さです。あっという間に歳をとり時間も過ぎていきます。
毎日の忙しさに追われ、考える暇もなく定年間近になって後悔しても、人生はリセット出来ません。
それには、人との付き合いや、飲み会、セミナーなどが自分にとって本当に必要なものなのか、よく考えて判断しましょう。
自分の人生を豊かに生きるためにも、時には断る勇気も必要になってくるでしょう。